どうも。バストロンボーンの佐藤です。

僕は去年あたりから楽器やマウスピースを色々試してみてたんですが、楽器を変えたときに意識しておきたいポイントがあるなぁと思ったのでメモ程度に残しておこうと思います。

①同じ楽器だと思わない

楽器や道具を変えると、どうしても同じように吹いて同じような音がする感覚を求めてしまいますが、そもそも違う道具なので同じ感覚を求めない方が上手くと思います。

同じ型番でも個体差あるくらいなので、別物だったらなおさらです。

②頭を切り替える

①と似ていますが、持ち替えや、同じメーカーでも正反対のタイプの楽器だったり、まったく別のメーカーの楽器を吹くときは、頭の中をスイッチします。

そもそも作ってるコンセプトが違う場合もありますし、同じ延長線上で考えると身体がどうしても覚えてるほうの吹き方で吹こうとするので、その楽器でいい音がするポイントで吹くことから始めて慣れていくといいと思います。

ちなみに僕はテナーバスはセダン、バストロはハイエース、コントラは10tトラックみたいに、同じ吹き方をしないようにイメージで区分けしてます。(テナーはまだ全然吹けない、フリューゲルは壊滅的)

③出来るだけいじらない

新しい楽器にすると、1ヶ月くらいは前の楽器で出来てたことができなかったり、同じ奏法でうまくいかなかったりしますが、マウスピースのセッティングを決めたら、他のことはあまりいじらないほうがいいと思います。

マウスピースに関しては、楽器ごとに相性があるので良い音がするペアを見つけることが大事ですが、それが決まったら細かい部品だったりベルやスライドを変えたりせずに、ある程度辛抱強く慣れていく作業が必要だと思っています。

④吹きちぎらない

なんか前と違うと思うと、どうしてもパワーで吹きちぎってしまいがちですが、これもあまり多用しないほうがいいと思います。短期的にはその場をしのげますが、長期的に見ると身体にキます。(体験済み)

⑤自分に聴こえる音と、客席で聴こえる音が違うことを知る

これはシャイアーズを使い始めて慣れるまで時間がかかったポイントなんですが、自分でモニターできる音と、周りや客席での音の聴こえ方がメーカーによって全然違うんですよね。

これをわかって吹いていると、なんで聴こえないんだろうとか、自分で吹いてる操作感と聴こえてる音のギャップにあまり苛まされなくて済むと思います。なんでこんなに違うんだろうと思った時期もありましたが、そもそも同じモノ求めるなら同じモノ買えよって話ですよね笑

ということで、思いつくことは書いてみました。いまはマイクが近くにあるお仕事はエドワーズ、広いホールで吹くときはシャイアーズというパターンをベースに、現場によって吹き分けています。どっちもいいとこあるので。

ではまた!