どうも。バストロンボーンの佐藤です。
11月の頭から始まった佼成ウインドの60周年記念ツアーですが、無事終了いたしました。
今回は大変な状況の中で、コンサート自体が開催できるのか、お客様は来てくれるのか心配でしたが、全7公演、各地のお客様が暖かく迎え入れてくれて本当にありがたかったです。
18時に開場します! pic.twitter.com/UK00AibVzt
— 東京佼成ウインド・ステージマネージャー (@tkwostagemanage) November 20, 2020
※ステージマネージャーさんのtwitterアカウントでは、ツアーの様子がリアルタイムで更新されていました。
特に札幌はコロナのステージが上がるという報道があった直後だったので、ほとんど誰もいないんじゃないかと思っていたんですが、ステージに登った瞬間、たくさんのお客様が見えたときは胸が熱くなりました。
こういう事態だったからか、いつもよりもお客様の空気感というものがすごく感じられて、一緒に同じ空間と時間を作っていってるんだなぁという感覚が強いツアーでした。佼成のメンバーも素晴らしいプレイの連続で、同じ楽員であることを誇りに思います。いや、ほんとみんなすごい笑
そういえば、僕が佼成に初めてのせてもらったのは、ちょうど10年前の50周年記念のヨーロッパツアーでした。
そのとき、美しくてキラキラしてる佼成の音に感動したことは今でも鮮明に覚えているのですが、このツアーでも10年前に感じたあの感覚を感じることが何度もあって、その中で自分の音が溶け合っていることが最高に幸せでした。
こんな状況なのであまり出歩かなかったのですが、少しばかり旅の思い出を。
山形のTsukiCafeさん。この旅唯一のカフェ活。落ち着いた店内で、コーヒーもバランスの取れた味で美味しかったです。
山形交響楽団Btb奏者の高橋さん。勝手に第二の父だと思っています。お会いできて本当によかった!!!
新しくできたやまぎんホール。すごくいい響でした。黄ベルにもだいぶ慣れてきたかな。
新潟ではゴックに会いました笑
それと、このツアーでは自分の演奏についても色々収穫や感じることが沢山あって、実りある時間になったと思います。
2018年の後半からアンブシュアを浩一郎さんに教わりながらイチから作り直していたのですが、先月くらいに「もうアンブシュア大丈夫だから、これからはサウンドと音楽にもっと集中するべし」とアドバイスをいただいたんです。
ずっと取り組んできたものが実ったと感じて嬉しかった反面、ほぼ二年間アンブシュアのことばかり意識して演奏してたので、急にはそこから手を離せないんですよね笑
ステージに立つ以上はいい演奏したいですし、今回もツアー始まってから、アンブシュアとかエアーのこととか、あーでもないこーでもないと毎日試行錯誤してたんですが、最後の方でふと「もう手を離してもいいかな」という気持ちになれたんですよね。補助輪もう外そうかと。
そうやって手を離して吹いてみると、今までいろんなことを意識して吹いてましたが、意識しすぎでいろんなことが硬くなっていたことに気付いて、すごく視野が広がった気がしました。作ろうとすると硬くなっちゃうんですよね。
わかってることが身体に馴染むまではまだ時間がかかりそうですが、課題があるとモチベーションが上がるので、今はとにかくロングトーンがしたいです笑
ということで、無事にツアーも終わり、無事に東京に戻ってこれました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
またホールでお目にかかれることを楽しみにしています!