こんばんは。さとーです。
同級生で作曲家の森田花央里さんが、こんなツイートをしていました。
(twitter:@Kaori_Morita)
小さい頃、思い出を冷凍できたら良いのになと思っていた。氷みたいに。
かなしくなったら、コップに入れて、カルピスみたいに飲むの。わたしは、曲に、すべてを冷凍する、たぶん、永遠に閉じ込めようとしている。
おそろしいことだ。— 森田 花央里 Kaori Morita (@Kaori_Morita) November 15, 2016
なんだか森田のツイートに共感してしまって思わず記事にしたのだけれど、そのあとに森田の趣旨とはちょっと違うことで考えさせられることがあったので、書いてみようと思います。
それはなにかっていうと、自分はそのとき自分が感じている音楽よりも、練習して一度冷凍したような音楽を、ただ解凍しているんじゃないかということ。
こういう風に吹こうとか、練習して一度冷凍してきたフレーズをそのとおり再現しようとする、解凍作業。
最近というか、自分のなかで近年はなんとなくそういう風な部分が多いなぁとは思っていたけど、うまくやろうと思ってるところほど、そうやって吹いてる。
でもそれはやっぱり一度冷凍されたものであって、なんとなく味気ない。
本来は音楽って生ものだと思うんですよね。
何回も反復練習をして上手くいく確率をあげたり、いつも一定のクオリティのものを表現できるスキルっていうのはもちろん必要だけど、そっちに偏りすぎると自分の中ではあんまりいいことがないなぁと思っています。
固定化する練習っていうのかな。
ただそのときの自分から沸き上ってくるものをそのまま音にしていけたらどんないいだろうかと思いつつも、やっぱり手放しでコントロールせずに演奏することには、まだ自分のなかでどこか抵抗がある。
やっぱりうまく吹こうとすればするほど、そこにはコントロールが入って行くんだよなぁ。
できればミスしたくないですし笑
だけどそういうものにも囚われないところにこそ、本当の音楽の喜びがあるんような気がするんですよね。経験上。
いままでを振り返るといつもそうだった気がします。
まぁ、そんな風に吹けるのはいつになるかわかりませんが、いつもそうやって自分からわき上がってくる音楽を大事にしていきたいなぁと思ったので書いてみました。
ほんと日々修行だなぁ笑
ということで、またー!!